
2025年3月27日(木)、特定非営利活動法人 日本建物再生支援機構(通称:nichisai)は、設立3周年を記念したセミナーイベントを開催しました。
「建物再生と地域創生」をテーマに、不動産・建築業界を中心とした関係者約20名が来場。これまでの歩みを振り返りながら、今後の展望を共有し合う、あたたかく意義深い時間となりました。
■設立3周年の背景と想い
nichisaiは、空き家や老朽化した建物の再生を通じて、地域に新たな価値を生み出すことを目的に活動してきました。3年間にわたり、独自の建物評価制度の構築や、地域や業界と連携したセミナーの開催を重ね、建築・不動産分野での実践的な取り組みを推進してきました。
3周年という節目に、多くの支援者・協力者の皆さまへの感謝を込めて、本イベントを企画しました。
■当日のイベントの様子
受付開始は16:30。自由なネットワーキングでスタートした会場では、久々の再会や初めての出会いが交錯する活気ある雰囲気が広がっていました。

17:00からの開会挨拶では、理事長・上野亮がnichisai設立の原点とこれまでの歩みを語り、「これからは“再生”だけでなく“創生”の段階へ進む」と今後の方向性を共有。横浜市市議会議員・斎藤達也様、大神商店会 会長・小野寺知恵様からの温かな祝辞もいただき、会場は拍手に包まれました。


続いてのメインセミナーでは、理事の袴田信より「建物再生と地域創生」をテーマに、これまでの取り組みと現場での課題・展望について共有がありました。副理事長・峯川航による実績紹介では、建物評価制度の具体事例や、再生に成功した地域の変化が紹介され、参加者からは熱心なメモが取られていました。


17:40からのパネルディスカッションには、建築士や企業経営者をパネラーに迎え、再生現場のリアルな声や今後の課題が語られました。モデレーターを務めた副理事長・峯川による進行のもと、「制度と現場をどうつなぐか」というテーマで活発な議論が行われました。

後半には、nichisai式建物評価制度のデモンストレーションや、今後の事業展開についての紹介が行われ、18:30からは懇親会へ。ケータリングと飲み物を囲みながら、参加者とスタッフとの間で熱のこもった意見交換が続きました。

■来場者・反響
当日は、不動産オーナー、設計士、管理会社など、建築・不動産業界の実務者を中心に約20名が参加。業界の垣根を越えた交流や、専門的な知見の共有が行われる、熱量の高い場となりました。
参加者からは、
- 「業界が近い人が多くて、自然と会話が盛り上がり楽しかった!」
- 「nichisai式建物評価制度、実務でも活用できそうで、良いツールになりそうですね」
- 「パネルディスカッションで業界の専門家のリアルな話が聞けて勉強になった」
- 「立食形式の交流会は初めてだったけど、カジュアルで話しやすく楽しかった!」
というようなお声をいただきました。また、イベント後には、建物評価制度の体験申し込みも複数届いており、nichisaiの取り組みへの関心の高さが伺えました。
■感謝とこれから

ご参加いただいた皆さま、また日頃から活動を支えてくださっているすべての皆さまに、改めて心より御礼申し上げます。
nichisaiは今後も、毎月開催している「建物再生セミナー」を通じて、知見の共有とネットワークづくりを進めてまいります。地域資源の活用と、まちづくりの可能性を広げるパートナーとして、ぜひ引き続きご注目ください。